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社員インタビュー:自動車の先へ。測定技術で現場を変える
IMチームが育てる、新たな成長領域

自動車業界で磨かれてきた三次元測定技術は、いま、新たなものづくりの現場へと広がろうとしています。

品質を安定させたい。作業の負担を減らしたい。熟練者の技術を次の世代へつないでいきたい。現場ごとに異なる課題に向き合い、測定技術の可能性を探しているのが、東京貿易テクノシステム(以下 TTS)のIndustrial Manufacturingチーム、通称“IMチーム”です。

20256月、その最前線に一人の中途入社メンバーが加わりました。未知の現場に入り、お客様の声を聞きながら、自分の提案の形をつくっていく日々。そこには、TTSの次なる柱を育てていく、IMチームならではの仕事の醍醐味がありました。

 

東京貿易テクノシステム株式会社 (TTS) とは? 

1994年に創業。各種三次元測定機や非接触3Dスキャナなどを中心に、高精度な計測機器と測定システム、自動化システムの開発、製造、販売、サポートを行う。

自動車業界をはじめ、建築業界、鉄鋼業界、航空・防衛、エネルギー、重工業、研究機関まで、幅広いものづくりの現場における製品の設計、品質管理、製造プロセスの最適化を支援。自動車業界で培ってきた三次元測定技術をさまざまな産業分野へ展開し、現場の課題解決にも取り組んでいます。

目次

・三次元測定技術がひらく、ものづくりの新たな現場

・現場の声から、提案の価値が立ち上がる

・未来の柱を、自分たちの手で見つけにいく

・取材を終えて|グループ広報部より

 

三次元測定技術がひらく、ものづくりの新たな現場

ものづくりを支える技術に、新しい可能性を見た

ものづくりに、「計測」は欠かすことができない。

TTSは、三次元測定技術を基軸に、これまで主に自動車業界で高い実績を築いてきた。その技術を航空・防衛、エネルギー、重工業、製鉄、建設といった新たな領域へ広げていくミッションを担うのが、Industrial Manufacturingチーム、通称“IMチームである。

 

その精鋭揃いのチームに、2025年6月、一人の中途入社メンバーが加わった。

学生時代から野球に打ち込み、社会人としての歩みを始めた後、物流業界で輸出入に関わる営業を経験。航空輸入や航空輸出など、スピードや調整力が求められる領域で、お客様の要望をくみ取りながら、最適な輸送手段や進め方を提案してきた。

 

営業という仕事への思いは、次第に明確になっていった。現場でお客様と向き合い、営業として専門性を磨いていきたい。転職活動では、その思いを軸に、これまでとは異なる分野で自分の営業としての幅を広げられる環境を探していた。

その中で出会ったのが、TTSだった。前職までの経験からすれば、三次元測定器はまったく未知の領域である。それでも、大きく惹かれたのは「事業そのものの可能性」だった。

「ものづくりの現場で、精度や品質への要求が高まり続ける中で、三次元測定技術には今後さらに広がっていく可能性があると感じました。」

 

もうひとつ、入社を後押ししたのが、自らの志向に合わせてキャリアを描ける点だった。将来的にマネジメントを目指すのか、それとも専門性を磨くエキスパートを目指すのか。TTSには、その選択肢がある。

「長期的にも、自分の志向に合わせたキャリアのコースが選べる。自分の描く姿を実現できることも、大きな後押しになりました。」

「測る」を起点に、現場のあり方を変えていく

IMチームに加わって見えてきたのは、三次元測定器が持つ可能性の広さだった。

自動車業界では、すでに高い精度と品質を支える技術として活用されてきた三次元測定器。しかし、自動車以外のものづくりの現場に目を向けると、まだ人の手や熟練者の経験に頼っている工程も少なくない。

 

たとえば、熱を帯びた鉄に人が近づいて測定する製鉄の現場。高所に上がり、危険と隣り合わせで確認作業を行う建設の現場。大型設備や高精度部品を扱う現場では、品質をどう安定させるか、省人化をどう進めるか、安全性をどう高めるかという課題が、日々の業務の中に深く結びついている。

そこに三次元測定技術が入ることで、人が危険な環境に近づく機会を減らし、測定結果をデータとして蓄積し、品質や安全性をより安定的に支えることができるようになる。測定器は、単に「ものの形や寸法を測るための機械」ではない。使われる場所が変われば、現場の働き方や技術継承のあり方にも関わっていく。

「IMチームは、未知の業種に対し、積極的に飛び込んでいくチームです。初めて行くお客様、初めて見るもの、初めて聞く課題に提案して、ここから成功事例を作っていく。本当にチャレンジばかりのチームですね。」

 

自動車業界で培ってきた確かな技術を、まだ十分に活用されていない領域へ展開していく。IMチームの市場開拓は、単に新しい販売先を増やすことではない。測定技術を通じて、ものづくりの現場に新しい選択肢を届けていく仕事である。

現場の声から、提案の価値が立ち上がる

答えのない現場で、営業の型を磨いていく

「感じたのは、IMチームの仕事は、想像以上に“現場”に近いということでした。」

訪問先で目にするのは、これまで見たことのない設備や部品、独自の工程。扱うものが変われば、測定に求められる精度も、作業の進め方も、現場で大切にされている価値観も変わる。だからこそ、最初から正解を持って訪問することはできない。

 

必要なのは、まず相手を知ることだった。何をつくっているのか。どの工程で測定が行われているのか。誰が、どのような方法で、何に困りながら作業しているのか。目の前のお客様の話に耳を傾けながら、提案の糸口を探していく。

「お客様と話をしている中で、新しい発見や知識の蓄積があるんです。その流れの中で、自分たちの製品なら何ができるかを考えていく。最初から「売ってやるぞ」という姿勢ではなく、話を聞く中で、TTSができることは何かを考え、そこから提案が生まれていく感覚です。」

 

一方で、未知の現場でお客様の課題を理解し、三次元測定技術の価値を伝えるためには、業界ごとの言葉や、提案の組み立て方を身につける必要があった。

「一番早いのは、経験しながら覚えること。上司や周囲の先輩にどんどんお願いして、現場に連れて行ってもらいました。」

商談に同行し、現場で交わされる言葉を聞く。疑問に感じたことは商談後に質問し、一つずつ吸収していく。さらに、先輩たちの営業トークを録音し、何度も聞き返すこともあった。

英語を学ぶときのシャドーイングのように、先輩の言葉を後追いしながら練習する。業界ごとの言い回し、課題の聞き出し方、提案の流れ。まずは真似できるまで吸収し、そこから自分の言葉に置き換えていった。

IMチームには、それぞれ自分のやり方を確立している営業の先輩が揃っています。そこから、いいなと思ったことを自分なりに吸収する。それを積み重ねることで、自分のやり方をつくっていきました。」

“測る”の先に、人と技術を支える価値がある

印象に残っている案件のひとつに、ある精密部品メーカーへの提案がある。

当初のきっかけは、長年使用してきた測定器の老朽化だった。しかし話を聞いていくと、課題は単なる機器の入れ替えにとどまらなかった。測定作業が担当者の熟練度に左右されやすいこと。寸法だけでなく、形状データまで取得したいこと。作業をより安定させ、誰もが一定の品質で測定できる環境を整えたい。さらに、熟練者の技術を次の世代へ受け継げる形にしたい。現場には、日々の測定業務をめぐる複数の課題が重なっていた。

 

三次元測定技術が入ることで変えられるのは、測定の精度だけではない。人の経験や感覚に頼っていた作業を、より再現性のあるプロセスに変えることができる。取得したデータを蓄積すれば、品質を安定的に管理する土台にもなる。作業の属人性が下がれば、特定の人に負荷が集中する状況を減らし、次にその現場を担う人たちが安心して技術を受け継げる環境にもつながっていく。

つまり、測定器は単に「正しく測る」ための機械ではない。現場で働く人の負担を軽くし、熟練者の技術をデータとして未来につなぎ、ものづくりを次の世代へ引き継ぐための基盤にもなり得る。

「測定器を見ていない人に、どうメリットを伝えるか。難しさはありますが、そこに面白さもあります。」

 

この案件では、価値を伝える相手も現場担当者だけではなかった。実際に測定器を使う人には、作業改善のイメージが伝わりやすい。一方で、調達部門など、実物を見ていない相手には、単なるコスト比較ではなく、作業を安定させること、現場で働く人の負担を減らすこと、そして熟練者の技術を次の世代へ受け継げる環境を整えることまで含めて、導入の意味を伝えていく必要がある。

相手の立場が変われば、響く言葉も変わる。現場で見えてきた課題を、技術の説明にとどめず、その会社にとっての未来の価値へと置き換えていく。そこに、IMチームの営業の難しさがあり、同時に大きな面白さがある。

「御用聞きや商品説明だけではなく、お客様の困りごとに対して、どれがフィットするかを瞬時に考えて出せる提案力と瞬発力。入社して一番身に付いたのはそこだと思います。」

 

測ることの先には、人を支え、現場を変え、ものづくりの未来をつないでいく力がある。
その価値に気づき、お客様の言葉に置き換え、提案として届けていく。そこに、この仕事の醍醐味がある。

未来の柱を、自分たちの手で見つけにいく

“自動車以外”から、次の主力市場を育てる

IMチームが担っているのは、自動車業界以外の案件に対応することだけではない。

いまは一つのチームとして向き合っている領域の中から、将来的にTTSの新たな柱となる市場を見極め、育てていくこと。それが、IMチームに託されている大きな役割である。

 

現在は、航空・防衛、エネルギー、製鉄、建設などを中心に市場開拓を進めている。さらに、その周辺にも、三次元測定技術が入り込む余地のある現場は広がっている。けれど、どの領域が次の主力になるのかは、机上の分析だけでは見えてこない。実際に現場へ足を運び、お客様の声を聞き、提案を重ねていく中で、少しずつ輪郭が見えてくる。

「今は自動車以外の業界をまとめてIMチームが担当していますが、将来的には航空・防衛のチームができたり、エネルギーのチームができたりするかもしれない。そういうふうに、TTSの次なる柱を作っていくことが一つのゴールだと思っています。」

 

自動車以外という大きな括りを、次の専門領域へと育てていく。IMチームの挑戦は、TTSの未来の事業地図を描いていく仕事でもある。

一つひとつの提案が、次の市場を育てていく

その未来は、一つひとつの現場から始まっていく。

一社のお客様の声を聞き、課題を受け止め、測定技術で何ができるのかを考える。その提案が形になれば、同じ業界の別の現場にも応用できる可能性が見えてくる。さらに、別の業界で似た課題に出会えば、三次元測定技術の新しい使い道がまた一つ増えていく。

 

その積み重ねを支えているのが、IMチームの前向きな空気だ。未知の業種に対しても、まずは現場に足を運び、お客様の声を聞きに行く。前例が少ないからこそ、現場で得た気づきや提案の手応えをチームで共有し、次の一手につなげていく。

毎週のチームミーティングでも、単に案件の進捗を確認するだけではない。お客様は何に困っているのか。TTSの技術で、どのような価値を提供できるのか。そうした問いが自然と交わされる中で、「何を売るか」ではなく、「どの課題をどう解決するか」を考える視点が磨かれていく。

自分一人では見えなかった切り口も、チームの経験や知見に触れることで、次の提案のヒントになる。ある現場で聞いた声が、別の業界への提案につながることもある。個々の営業活動が、チーム全体の財産として積み上がっていく。

「IMチームのこの環境は、自分の成長において、大きな刺激を得られる場です。」

 

完成された市場を守るのではなく、まだ輪郭の定まっていない市場を、自分たちの手で育てていく。そこには難しさもある。けれど同時に、自分たちの一つひとつの提案が新しい成功事例となり、TTSの次の成長領域を形づくっていく手応えがある。

測定技術を必要としている現場は、まだ多く残されている。その可能性を見つけに行き、価値を提案として届けていく日々の先に、TTSの次なる柱が生まれていく。

Column:アウェイの空気を、楽しみに変える

休日は、野球観戦に行くことが多いです。昔から野球が好きで、今も時間が合えば球場に足を運んでいます。

特に好きなのは、応援しているチームが敵地で戦う試合です。ホーム球場とは違って、周りは相手チームのファンばかり。簡単には声が届かないような空気がありますが、だからこそ燃えるんです。

慣れた場所だけではなく、まだ知らない場所に踏み込んでいく。アウェイの空気も楽しみながら、自分なりの向き合い方を見つけていく。球場でも仕事でも、そういう時間に一番ワクワクしているのかもしれません。

 

取材を終えて|グループ広報部より

今回の取材で印象的だったのは、IMチームの仕事が、「自動車業界以外への販路拡大」ではないということでした。

自動車業界で培ってきた三次元測定技術を、まだ十分に活用されていない現場へ届けていく。その先にあるのは、品質の安定、安全性の向上、作業負担の軽減、そして熟練者の技術を次の世代へつないでいくことです。測定器は、ただ形や寸法を測るための機械ではなく、ものづくりの現場に新しい選択肢をもたらす存在なのだと感じました。

 

前例の少ない業界に飛び込み、お客様の声を聞き、TTSとして何ができるのかを考え続ける。そこには、東京貿易グループの行動指針である「開拓力」と「突破力」が息づいています。一つひとつの提案を成功事例へと育てていく姿勢に、未来の柱を自分たちの手でつくろうとする強い意志が感じられました。

 

未知の市場に向き合う日々は、簡単なことばかりではありません。けれど、その一歩一歩が、TTSの新しい成長領域を形づくり、東京貿易グループ全体の可能性を広げていくものです。グループ広報部としても、こうした挑戦の最前線に光を当て、その価値を伝えていきます。

 

東京貿易グループでは、様々な活躍の場や、キャリアの機会があります。ぜひ一緒にはたらいてみませんか?お気軽にこちらからお問い合わせください。

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