良い企業市民であり続けるために
~ 東京貿易グループの相談窓口とは?~
コンプライアンス。
最近とくに浸透してきた言葉ですが、直訳すると 『法令遵守』。
企業として社会規範や社会道徳に反していないか、また会社のステークホルダー(利害関係者。株主、経営者、従業員、顧客、取引先など)の利益や要請に配慮しているか。コンプライアンスに求められることもますます多様化しています。
東京貿易グループはコンプライアンス遵守を徹底するため、
人事部による相談窓口、法務部による相談窓口、そして弁護士事務所による外部相談窓口を設置しています。「良い企業市民」として存在していくための水先案内人、外部相談窓口担当の大東泰雄弁護士にお話しを伺いました。
相談窓口のお仕事に携わることになったきっかけを教えてください。
2009年から公正取引委員会で審査官として立ち入り検査などの業務を経験しました。
(昨年「競争の番人」で女優の杏さんが演じたまさにあの仕事です!)
具体的には<談合の疑い有り→ヒアリング・メール内容調査→事実認定>という、いわゆる社内調査を行います。実はこのような作業というのは、パワハラや不正会計の調査も同じで、弁護士に戻ってからも不正調査という軸で幅が広がりおのずと社内調査の仕事が増えていきました。
現在複数の企業を担当されているそうですが、一般的に相談内容はどのようなものが多いでしょうか?
一番多いのはパワハラ関係です。言いづらいことも多いと思いますが、そのような相談がハードルを感じずに上げられる相談窓口になっていることが大事だと思っています。
相談件数が多い会社・少ない会社の違いはありますか?
相談が来やすい会社は風通しが良いように感じます。そのような会社は社内の相談窓口に限らず、上司へ相談したり、また外部の相談窓口である弁護士事務所も利用してもらえるというイメージがあります。
東京貿易グループの相談窓口対応をどのように評価されていますか?
上場企業と比べてもトップクラスの素晴らしい対応をされていると思います。
通報者の話を良く聞き、中立の立場を守って事実認定し、レポートにまとめて然るべき判断を仰ぐという手順、また、そのスピード感など、我々の出番がないと思うほどきちんと対応されている印象です。
公平に見えない判断や弁護士事務所に丸投げという会社・相談窓口もある中、東京貿易グループは素晴らしい社内相談窓口を備えているということを是非知っていただきたいです。
相談窓口対応を行う際に大事にしていることはありますか?
何と言っても中立性です。
顧問弁護士として会社へアドバイスする立場でもありますが、相談窓口案件を対応する際には立場を切り替え、会社でも通報者の代理人でもなく、中立の立場で対応することに努めています。
顧問弁護士として会社のことを良く理解しているので、逆に遠慮なく物を言わせていただけるし、会社側がまずいぞという時はきちんと会社に伝えて是正していただくのが自分の役割だと思っていますので、安心して相談してください。東京貿易グループは、風通しのよさ、「全員経営」という理念もあってやりがいを持って働けるような素晴らしい職場だと感じています。何かあれば遠慮なく相談してください。
ところで、休日の過ごし方を伺っても良いですか?
プライベートでは車が大好きで、休日は箱根までドライブしたりして過ごしています。また最近ロードバイクも始めて、多摩川沿いを走ることも。キャンプやスキーにも良くいきますね。学生の頃はインドアだったのですが徐々に外に出ていった感じです。
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いきなりのプライベート質問にも快くお答えいただいた大東弁護士、ありがとうございました。内部だけでなく外部の客観的な視点からコンプライアンス相談を受け付けていただけるのは職場環境の在り方としてフェアで安心!東京貿易グループはこれからも「良い企業市民」であり続けるために歩みます。