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社員インタビュー:東京貿易グループのDX推進活動とは?

こんにちは!

皆さんはDXという言葉を知っていますか?

 

Digital Transformationを表す略語でビジネス系メディアでは報道されない日はないくらい話題になっています。では具体的にDX推進とはどんな活動でなぜ必要なのでしょうか? 今回は東京貿易ホールディングス株式会社(以下TBH)DX推進室の村中さんとグループ会社である東京貿易メカニクス(以下TMX)の中村さんに、伺います。中村と村中、漢字が逆でなんともいいコンビなんですが、お二人は別のグループ会社に属しながらも、そして東京と福岡と勤務地が離れているのにかかわらず、東京貿易グループ全体でDX活動を強力に推進する仲間、一緒に困難を乗り越えて来た相棒なんです。ではどうぞ!

  • PROFILE

    東京貿易ホールディングス㈱ DX推進室 村中さん

    経歴
    2008年4月  大学院修了後新卒入社
    2016年10月 TBH入社(中途) 財務や経営企画部門を経験
    (*2020年12月から DX推進PJリーダーを兼任)
    2021年4月  TBH社長付DX推進PJリーダー
    2022年7月 TBH DX推進室

  • PROFILE

    東京貿易メカニクス㈱ 中村さん

    経歴
    2009年4月 TMX入社(新卒) 工場の技術部、設計業務
    2011年4月 管理部総務経理課へ異動。経理、総務、給与計算業務
    2014年8月 品質管理部へ異動。品質管理業務
    ⇒以降は品質管理をメイン業務として担当。
    勤務地は福岡。村中さんとは主にリモートでやり取りしています!

・まず、お二人は同じ東京貿易グループとはいえ、会社が別ですよね・・・?日々の業務での接点はあったのでしょうか?

 

村中さん:ありません(笑)。中村さんとは4年前に立ち上がったDX推進プロジェクト(TOMAX)に、中村さんが2年前に参加してくれてからの付き合いです。TOMAXというのは各事業会社から代表者が参加して、グループ全体でDXを進めていくにはどうしたらよいか企画を立てたり、また各社のベスト事例を共有して学びあうという会です。

 

中村さん:代表といっても、最初はDXというものが何を目指しているのかまったくわからなくて。TOMAXに参加することになって必死に調べましたし本もたくさん読みました・・・。私自身は入社以来、技術部、そこから管理部、今は品質管理業務を担当し多様な部署にいたことで、社内人脈がある、そんな理由でTMX社の代表に指名されたのかなと思います。

 

・確かにDXって言葉だけが独り歩きして、その定義は一定ではないような気がします。デジタルツールを使いこなせるようになること、と一般的に思っている人も多いのでは?

 

村中さん:東京貿易グループではDXをすべて顧客視点で捉えていて、「1.より深く顧客を知り、2.顧客の課題解決を、3.顧客や取引先との連携を深めて最適化した業務プロセスを通じ、4.競争優位に提供するために、5.コンピュータとネットワークで作られた論理空間上に、企業をソフトウェア化すること」を目的としています。その理想を実現するためには、社内データを構造化し、ITツールも利活用しつつデータを解析し、それに基づいて業務を磨き上げることが必要なんです。つまりデジタルツールの活用は手段でしかないんですね。

 

中村さん:言葉で聞くとなかなか難しいですよね。そこでTOMAXでは全社で実際に手を動かして実際に参加してDXとは何かが理解できるイベントやセミナーを用意しているんです。

 

村中さん:その第1弾が2022年春に開催したグループ内発表会なんですが。

 

中村さん:もう大変でした(笑)。私はちょうどTOMAXメンバーになりたてで、自分がDXを必死に理解している中で、自社の社員にこのグループ内発表会に参加してください、とプロモーションもしなくてはならなくて。

 

村中さん:そうでしたね(笑)。でも中村さんのすごいところは、「自分は新しくTOMAXメンバーになったから」といって遠慮しなかったところ。分からないところをどんどん手を挙げて質問してくれました。以前からのメンバーにとっては「わかっているつもり」のことも、彼が改めて質問してくれたことで「あ、ここは他の社員に伝えるときにわかりづらいところなんだ」とか「伝わるように説明するにはどうしたらよいか」と自分達だけで凝り固まらずに第三者の視点・気付きを持つことができました。

 

中村さん:最初はそれこそ「この言葉どういう意味ですか?」って基本の基本の質問からしてましたね。今思えば恥ずかしい・・・また自分の勤務地が福岡であること。村中さんや他のメンバーがいる東京とは距離が離れているので「ちょっと相談」がしにくい。毎回リモート参加で、TOMAXのミーティングに入り込みにくいという困難もありました。

 

村中さん:そこを乗り越えてくるのがほんとに中村さんはすごいと思うんですが。TOMAXに新しくメンバーで入ってきて、DXの知識もなかったし、さらに福岡からリモート参加。それなのに、3か月後のグループ内発表会にはTMX社員を無事参加に導いたという・・・。私はもうその頃から中村さんの芯の強さというか、粘り強さに舌をまくというか、すごく仕事に対して真摯に向き合う方なんだなと感激しているんです。

 

 

二人で話し出すと止まらなくなる。楽しそうです。

・でもそんな中村さんもその後、壁にぶつかったとか?

 

中村さん:そうなんです。2022年のグループ内発表会にはなんとか参加できたのですが、ほんとに「なんとか」。翌年、2023年にもグループ内発表会が企画されたのです。この発表会はいい取り組みを積極的に情報共有・横展開してグループ全体の成長を目指すための施策ですし、TMXとしてもなるべく多くの人に参加してほしいと思い、私がリーダーとして進めていたのですが・・・。自分ひとりでは、何も決められない、何も推進できないような絶望感。行き止まり感。高い壁のようなものを感じてしまったんですね。もうだめだ、と思った時、上司と村中さんに相談したんです。そこで村中さんがTMXのDX活動を組織化することを提案してくださり、そこからスムーズに動けるようになりました!

 

村中さん:いや、もう中村さんが頑張っているのに、うまくいかないのはもったいない、何かいい方法はないかと私も必死でした(笑)。でもその甲斐あって、TMXから3グループが本選に進まれて、そのうちの1グループが特別賞を受賞したんですよね!

 

中村さん:うれしかったですね。受賞はもちろんなんですが、TMXのみんなが自分の仕事もやりつつ、グループ内発表会に参加しようという呼びかけに応えてくれて。感謝です。そして他のグループ会社のプレゼン内容が素晴らしかったので、次回の参考にしようと思いました。

 

どんな組織でもそうだと思うんですが、組織が考える方向に向かって、多くの人の賛同を得て、さらに参加してもらうリーダーシップって自分が成長していく上での重要な課題だと思います。中村さんが今回発揮したリーダーシップの成功の秘訣はなんなのでしょうか?

 

中村さん:そういってもらうと、なんか照れますね。自分ではリーダーというより、社員への奉仕者だと思っていますが笑。でも私がDXを推進していくにあたって気を付けていることは、まずは自分が主体的であること。「自分でよく見る。自分でよく考える。自分が立案/提案する。自分が動く。自分自身が変わる。」が大事だと考えています。なのでわからないところは、まずは自分が納得して、それから、相手が納得できるように準備すること。なぜそれが必要か、目的は何かを一生懸命相手に伝えようと思っています。何かを始める、一番最初はとくに力がいるので何とか踏ん張ること、と思っていて、それが少しでも仲間の社員に伝わったならうれしいですね。
それと、村中さんの陰ひなたにわたるサポートも大変感謝しております。

 

・中村さんの本来の仕事は品質管理で設計審査、製品検査、製品出荷許可、海外仕入先管理、クレーム情報管理、仕損情報管理、クレーム/仕損に対する是正処置、測定機器管理など、多岐にわたりますが、それに加えてDX推進活動もされていますね。入社前には会社にはこんな仕事があるとは想像もされていなかったと思うのですが?

 

中村さん:そうですね、私は入社以来、コンプライアンス委員とか、グループ報編集委員とか、わりと会社全体をよくする仕事を割り当てられるのでそんなものかな、と受け入れています。自分のモットーとしては本業ではない業務だとしても、与えていただいた場所で、与えていただいた役務を全うする。「本業」とか「本業以外」とか関係無く、仕事は仕事(笑)

 

一同:かっこいい・・・・

 

 

・今後も強力なコンビで東京貿易グループのDX活動を推進されていくお二人なのですが、これからのDX活動推進についてどのように進めようと考えられていますか?

 

村中さん:中村さんがすごくかっこいいので何を言っていいか分からないですが、私はDXは『お客さまに対して価値を提供すること』や『自分の仕事にやりがいを感じること』において必要不可欠だと思っているんです。個人的には「仕事は楽しく!」がモットーですし、何のためにやっているか分からない仕事をしていても絶対に楽しくないですから。。。TOMAXのアプローチを踏まえた“業務の磨き上げ”を通じて、本当に意味のある仕事・業務の割合を極限まで増やして、お客さまのお役に立てたり、会社に貢献しているという実感が日常的に得られるようになれば、みんな会社や仕事が心から好きで楽しいと思えるようになると思いますし、そうなって欲しいなって思ってます。その方向性を互いに確認したり、議論したりという過程で中村さんともっともっと高め合いたい、と思います。

 

中村さん:同感ですね。DXを進めて作業のムダを排除していくと負担が軽減され、良い意味でみんなに楽をして欲しい。最近は働き方改革で残業が厳しくなってきています。長時間残業や休日出勤などで仕事を強引に完了させる手法はもう通用しない時代です。DX活動で業務を効率化させて、余った時間をスキル習得やプライベートに費やすなど、有意義に使って欲しい。ワークライフバランスですね!村中さんこれからも、変な質問するかもしれませんがよろしくお願いします!

 

広報室より
いかがでしたか?会社は違うけど、グループ全体をよくする取り組みを通して協力しあい、刺激しあいながら成長していくのは『グループ経営』をとっている東京貿易グループならではの面白さかもしれません。
東京貿易グループではさまざまなキャリアの機会があります。ぜひ一緒にはたらいてみませんか?お気軽にこちらからお問い合わせください。

 

Recruit 募集要項|東京貿易グループ / TOKYO BOEKI GROUP (tokyo-boeki.co.jp)

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