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社員インタビュー:自分の一歩が、会社の大きな成長につながっていく

2023年、東京貿易グループはTB播州電装株式会社をグループに迎え入れました。その立役者ともいわれるのが、当時東京貿易ホールディングスの経営戦略企画部に在籍していた大塚さんです。彼の熱い想いと情熱があったからこそ、このプロジェクトは実現したといわれる大塚さんに、じっくりとお話を聞きました。インタビューでその舞台裏に迫ります。

 

この記事でわかること

・東京貿易グループへ転職を決めた理由

・舞台裏には何があったのか

・TB播州電装とはどんな会社なのか

・東京貿易グループで働く魅力とは

  • PROFILE

    大塚 崇生 Takao Otsuka

    TB播州電装株式会社 統合推進委員会事務局長
    2社の大手上場企業で経理としてキャリアを重ね、2017年東京貿易ホールディングス(株)に中途入社。現・会計部に配属後、2021年より、現・経営戦略企画部に異動。播州電装株式会社をグループに迎え入れた。2023年5月よりTB播州電装株式会社へ出向。

TB播州電装株式会社 BEE とは?

ワイヤーハーネスとは、電気を伝える電線と、端子やコネクタを組み立てた集合部品のこと。様々な機器に動力となる電力を送り、機器制御のための電気信号を伝達する役割を持つ重要な部品。そのワイヤーハーネスを生産しているのがTB播州電装株式会社(以下 BEE)です。

 

多様な生産ラインを持ち、海外にも生産拠点を拡大し、高品質なワイヤーハーネスをグローバルに供給。BEE製ワイヤーハーネスは、バイクや建設機械など、様々な機器に組み込まれ、世界中の様々な場所で役立っています。

加古川にある本社工場。本社機能とワイヤーハーネス製造を行っています。

目次

・会社の未来を作る仕事を、自分の手で

・一つの会社をグループに迎え入れることとは

・働く場としての東京貿易グループとは?

・コラム|お気に入りの場所

・取材を終えて|広報室が感じたこと

 

会社の成長を、自分の手で

大学の商学部で簿記会計の勉強をはじめたことが私のキャリアのスタートでした。卒業後は上場企業2社で経理部に所属。グループ会社の個別決算、ホールディングスの連結決算、開示資料の作成など、上場企業の複雑な決算業務に携わりました。

 

2社とも高いシェアを持つ中核事業が大きく変わる節目。短期間で大きな変化が起こることを目の当たりにしました。しかし、経理は結果の数字を記録する仕事。事業が生み出した数字に向き合うことはできますが、自分自身が直接その「数字」を生み出したり、未来を変えることはできません。これからのキャリアを考えた時、自分自身も“会社の未来”に関わる仕事をしたい。そう考え、転職活動をした時に出会ったのが東京貿易グループでした。

 

東京貿易グループは、これからの自分のキャリアを考えていく上でとても魅力的でした。

 

強みをもつ中核事業が複数あり、それぞれが好調なこと。数字の観点から見ても財務体質がよいこと。そして、会社自体が新しい成長期への入り口に位置し、挑戦を歓迎していることが入社の決め手になりました。

 

何より、面接を重ねる中で「経営戦略をはじめ、幅広い仕事をして活躍して欲しい」と真剣に話してくれた上司の言葉が胸に響き、「自分もこのグループの成長のために挑戦していきたい」と心が決まったのです。

一つの会社をグループに迎え入れることとは

グループの成長に向けて

入社後2017年から約4年間は、まず経理の業務を入り口に決算関係の業務を行いながら、グループ自体への理解を深めていきました。数字から見えてくる各事業の状況はもちろん、他の上場企業の決算資料なども分析。他社がどんなことを考えているのか、関係する業界のマーケット動向はどうなのか…など、一歩先の視野で数字を捉えるようになりました。グループの現状、未来への展望などを、深く知る貴重な時間でした。

 

そして大きな転機となったのが2021年。経営戦略企画室(現 経営戦略企画部)への異動です。グループの未来に関わる仕事がはじまったのです。

 

一般的にM&A(他社との合併、買収、提携)は、企業の成長戦略の一つの手段です。実際、東京貿易グループの事業戦略/成長戦略経営戦略を考えても、有効な手段のひとつとして検討されていたものの、長らく実行には至っていませんでした。

 

東京貿易グループの未来を考えた時、「M&Aを真剣に検討すべき」と、私の中にも強い想いがありました。なぜなら、まず、東京貿易グループには、財務基盤がある。そこに、新たな事業の柱が加わることで、グループとしての成長と、この先の環境変化に耐えうる力がより強くなっていくという確信があったのです。

 

新たに迎え入れるなら、どんな企業が適しているのか。東京貿易グループ内のコンサル会社と共に情報を集めはじめました。それぞれの企業の現状価値、成長の可能性、東京貿易グループに入ることで双方にどんなメリットがあるのか。デメリットは何か。様々な視点で見る中で「この会社だ!」と自信を持てる会社こそ、播州電装でした。

播州電装との出会い。一緒に歩む未来を描きはじめる

播州電装は電源供給や信号通信用の複数の電線を束にしたワイヤーハーネスの製造販売をしている会社。日本国内では建設機械用のワイヤーハーネス。インドネシアでは二輪(バイク)用のワイヤーハーネスを製造しており、いずれの市場でも高い競争力を持っていました。

 

グループの「技術・自動車・情報産業グループ」が対峙するマーケットと高い親和性があり、インドネシアで確固たる地位を築いている点は海外への進出を推進する東京貿易グループとして学ぶ点も大きいと感じられました。

 

何より、インドネシアをはじめとする東南アジアやインドなどでは、今後マーケットの成長が予測されます。共に開発力、製造力、販売力、サポート力を磨くことで、両者にとってより良い未来を想像することができたのです。

自分がやり遂げるという覚悟

播州電装をグループに迎え入れるべく、役員を含めた関係各所への説明・相談がはじまりました。立場が違えば考えや想いも異なります。それを踏まえた上で、自分の想いを伝えていきました。もちろん最初は、様々な考えや意見もありました。しかし、資料や数字をベースに粘り強く対話を続け、未来に必要なものとして理解が広がっていったのです。

 

ある日のこと、当時会長であった加藤さんから「企画する人と、実際に統合の業務をする人が違う場合、考え方ややり方に相違が生まれると、うまくいかないのではないか?」と問われました。

 

その瞬間に私から出たのは、「行くのも私です。企画も実行後のPMI(Post Merger IntegrationM&A成立後の統合プロセスのこと)、私がやります。」という言葉。この話が形になり始めた頃から、最初から最後まで、自分自身がやり遂げるんだと心は決まっていたのです。

 

そこから約半年後、播州電装は東京貿易グループの一員となりました。名前も新たに『TB播州電装』となったBEEに私が出向することになりました。東京からBEE本社がある兵庫県へ住まいを移し、新しい一歩を踏み出しました。

現場の声が、未来を作る。正解がないからこそ、おもしろい

新しくスタートしたBEEでのPMI業務。今まさに取り組んでいるのは中期経営計画の立案です。経営計画で大事なことは、絵に描いた餅に終わらせず、意味のある実行性を見据えた計画にすること。計画を機能させるためには、現状を細部まで把握することが重要だと考えています。

各事業部で働く1人ひとりの声に耳を傾け、今何が起こっているのか、何に課題を感じているのか。どんな会社になってほしいと思っているのか。現場の声を地道にあぶり出すことから全てが始まります。そんな声を元に、働きやすく、未来に向けた挑戦ができる職場に変化していくための道筋を形にしていく。それこそ、意味のある経営計画です。

中期経営計画に関わる中、何を変え、どう前に進むべきか、すぐに答えがでないことも正直多いです。だからこそ、綿密に調べたり、分析をしたり、必死に勉強しながらもがく日々です。もちろん大変です。でも、答えがないからこそ、おもしろい。チャレンジしながら歩みを続けていくことが、自分自身の成長にもつながっていると実感しています。

 

現在、BEEが事業を行う建機や二輪のマーケットは、主戦場の日本国内やインドネシアを含めた東南アジアをはじめ、インド、北米などの市場にもさらに拡大できる大きな可能性を秘めています。TB播州電装が東京貿易グループと一緒になったことで、培ってきた技術力と提案力を武器に、さらにグローバルな市場で戦える会社に成長させていきたい。

 

そんな未来を作るのが、今私が立案している中期経営計画なのです。

働く場としての東京貿易グループとは?

東京貿易グループは今、大きな成長のフェーズにいます。色んなチャレンジが求められ、歓迎される空気が流れています。

 

既存事業が安定し強固な基盤となっているからこそ、その上でチャレンジし、会社の成長につなげていけることは、働く場としてとても魅力的。これまでとは違う事業や新たなポストなど、多くの人がチャレンジを求められる場面も今後増えていくでしょう。

 

経理畑だった私自身も、一つの別の会社をグループに迎え入れ、今ではその会社の中期経営計画に携わっている。これも5年前の自分では想像できていなかった変化です。声を出して主体的に進めば応えてくれる懐の深さを持っているのがこの東京貿易グループだと思います。

 

今この環境で、様々な仕事に取り組む中、新たなつながりや考え方、世界の広がりを感じています。自分の成長が、グループの成長とつながっていると感じられる日々は、やっぱりとても楽しいですね。

Column:お気に入りの場所

兵庫に住み始めてお気に入りの場所は、本屋が併設されたカフェです。販売している書籍を自由に読めるカフェで、東京に比べて人が少ないのでゆっくりと過ごせます。そこで、最近読んだおすすめの書籍「CFO思考」をご紹介します。

 

CFOとは、最高財務責任者。著者の徳成 旨亮氏は、MUFJグループでCFO、現在は株式会社ニコンの現役CFOを務める人物。「経理」「予算」「財務」から「経営戦略」「戦略投資」「資本政策」「IR・SR」など、長年の経験を基に幅広いCFOの役割と、CFO観点での視野を学べる本。

 

本書では日本経済や日本企業が成長に向かうために必要な考えが書いてあり、今自身が行っている仕事に対して新たな視点をもたらしてくれたのはもちろん、働く上での勇気と希望をもらえました。CFOに関係なくすべてのビジネスパーソンに気づきを与える良本です。

 

取材を終えて|広報室より

広報室より、今回はBEEで中期経営計画を立案する大塚さんにお話をお聞きしました。

TB播州電装とグループがともに成長することを必ず成功させたいと語る大塚さん。温和な印象ですが、内に秘めた強い意志を感じました。その意志があるからこそ、大きなプロジェクトを実現させることができたのでしょう。

成長中の会社こそ、色々なチャンスがあり、自分の行動次第で多くの興味深い仕事を作っていくことができる。そんな働く場としての魅力も感じることができました。

 

東京貿易グループではさまざまなキャリアの機会があります。ぜひ一緒にはたらいてみませんか?お気軽にこちらからお問い合わせください。

Recruit 募集要項|東京貿易グループ / TOKYO BOEKI GROUP (tokyo-boeki.co.jp)

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