社員インタビュー:会社の代表としてTOMAX AWARDSへ 意味ある業務改善を続けていく
東京貿易グループには現在17のグループ会社がありますが、各社で成果がでた業務改善について選ばれた案件をプレゼンし、表彰する場として、年に1回TOMAX AWARDSを開催しています。
今回ご紹介するのは、このTOMAX AWARDSに2年連続で登壇したティービーアイのIT課に所属する大橋めぐみさん。これまで多くの業務改善を実行し成果を上げてきた大橋さんに、仕事を進める上で大切にしていることやモチベーションの源泉についてインタビューしました。
この記事でわかること
・TOMAX AWARDSについて
・業務改善がどのように行われているのか
・業務改善を進める上で重要なこととは
・大橋さんのモチベーションの源
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PROFILE
大橋 めぐみ Megumi Ohashi
株式会社ティービーアイ IT課
ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)のコンサル・開発を経て、東京貿易ホールディングス(以下TBH)に入社。東京貿易グループの様々な部門で、ITを駆使して業務改善の取り組みを行い、ティービーアイ(以下TBE)に転籍。現在はTBE内にて、社内の業務改善プロジェクトを受け持つ。2023年、2024年と、TBEの代表として、業務改善を表彰する社内コンテスト<TOMAX AWARDS>に連続出場。業務改善のエキスパートとして活躍している。
目次
・「もっとできることがある」が原動力
・2年連続で社内コンテストへ選出
・好奇心をもとに。働く仲間を楽にしたい
・コラム|自然の色彩をアートに
・取材を終えて|広報部より
「もっとできることがある」が原動力
独学で磨いていった知識と経験
現在、TBEのIT課に所属し、社内の業務改善を目的としたツールの開発や運用を行っています。社内の部署から多くの相談が届き、叶えたいこと、解決したい課題など、要望を聞きながら様々なシステムを使いツールを開発することで改善を実現しています。
キャリアのスタートは事務職でした。日々の仕事にはルーティン作業も多くあり「この作業はもっと効率的にできるんじゃない?」と思っていたんです。Excelの機能を拡張するプログラミング言語を覚え、ボタン一つ押せば全てを実行できるように自作でプログラムを作りました。最初は自分用に作っていたのですが、それが上司の目にとまり社内に広めて欲しいと依頼されました。どうせならみんなにとって使いやすいものにしたいと他の部署でも課題感をヒアリングし、ブラッシュアップしていきました。さらに、マニュアルをすぐに確認できるようHPも作成。どれもその都度自分で調べ、勉強しながら覚えていきました。
その行動力の源泉とは?
元々の性格がめんどくさがりやなんだと思います。だから「もっとこうしたらいいかも!」というアイディアが沸いてくるのかもしれません。それに、自分で調べながら何かを作っていくことが好きです。自分で考えて工夫してできたもので、使った人が少しでも楽る、困っていたことがスムーズに動いていくなどの様子を見るのが嬉しい。これは、今もずっと変わらない自分の特徴です。
TBEに入社するきっかけ
TBHに入社して、その後TBEに転籍しました。前職では、人が行っているPC作業を自動化するロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)のコンサルや開発をする仕事を経験。このスキルをもっと高めたいと、TBHに入社しました。TBHに入社した当時はRPAの開発に携わっており、業務の中でTBEに行くことも多くありました。そこで、TBEの方から「内部に入ってTBEの業務改善を一緒に推進して欲しい」と声がかかり、2019年に転籍することとなりました。内部から1つの会社の業務を改善していくことで、自分の専門分野をより深めていけると考えました。
2年連続で社内コンテストへ選出
TBEの代表として、TOMAX AWARDSへ
TBEに入社後は、TBEの様々な現場から相談が来るようになりました。「現状標準となっているシステムが使いにくい」、「商談をスムーズに進めるためにツールをうまく活用できないか?」など、その内容は多岐に渡ります。
様々な業務改善を遂行してきた中、2023年に上司から「TOMAX AWARDS」に私が担当した案件で応募しないかと声がかかりました。TOMAX AWARDSは、DXを推進するために東京貿易グループの国内各社からメンバーが集まったプロジェクト(通称TOMAX)が主催する社内コンテスト。東京貿易グループ内のそれぞれの会社で行われている業務改善活動の中で、成果が出た案件をプレゼンし、審査の上、優秀なものを表彰する場となります。実際に成果がでた取り組み・ノウハウを共有することで、グループ全体に業務改善の風土を醸成することが狙いです。
プレゼンに向けては、業務改善の取り組みの詳細に、そこから得たノウハウや気付き、実現のポイントなどをわかりやすくまとめ、発表に備えます。本番前には、TOMAXメンバーの前でリハーサルを行い、様々な角度からアドバイスをもらい、内容をよりブラッシュアップしてから本番を迎えました。
TOMAX AWARDSで得たものとは
完了した仕事について振り返り、プレゼンで伝えるためにまとめることで、ノウハウが整理される、今後に活かしたい改善点が明確になるなど、メリットがあります。それだけでなく、グループ内の他社からも、自分の仕事について関心を持ち、「詳しく話を聞かせて欲しい」と言ってくれる人もいました。ひとつの仕事を通して、次へのヒントや新たな広がりが生まれていくのは、こういったコンテストに参加する意義だと感じています。
続く2024年の今年も「大橋さんの案件で応募しよう」と声がかかりました。TBEでは常に多くの業務改善の取り組みが行われていますが、グループ全体に共有すべき優れた案件として自分の仕事が選ばれるのはやはり嬉しく思います。各社を代表して選ばれた案件は、どれもレベルが高く、参考になるものばかり。その中で自分も同じ舞台に並んで遜色がないよう、これからも自分の仕事を磨いていきたいと決意を新たにしました。
仕事をする上で大切にしていること
TOMAX AWARDSでプレゼンした案件を通じて学んだことは3つあります。
1つ目は、どういったシステムをつくるのかという要件定義の段階から参加すること。これは私自身が普段の仕事で最も大切に考えているところです。まず、何を叶えたいのかをしっかりと確認することが重要です。その上で、関係部門に課題や要望を詳しくヒアリングしながら整理していくのですが、あらゆる業務フローを徹底的に確認していくことにも時間を費やします。ここがきちんと理解できていると、ボトルネックとなっているところは何か、どういったシステムを使って効率化できるのか、業務フローが煩雑になって無駄な部分があるのではないか…など、課題の解決の道筋が見えてきます。
2つ目は、どうやってシステムが動くのかという細かい部分、仕様が確定するまでしっかりと話し合うことが重要だということ。1度確定して進めていったことを後から変更するのは、パワーもかかりますし、何よりそれまでの時間や苦労が無駄になってしまいます。1箇所を変更するのに全てを変更しないといけないということもある。だからこそ、仕様の確定の段階で、これで進めていって大丈夫かをすり合わせる。これもとても重要なポイントです。
3つ目は、各部門で情報共有することの大切さです。今回の案件では、外部の協力会社のサービスも導入し、システムを構築していました。持っている情報や認識は部門によって異なり、相違があるとプロジェクトが進んだ時に大きな食い違いとなることもあります。最初の段階はもちろん、プロジェクトが進行する中でも、要所要所で共有する場を持つことが重要だと改めて感じました。
社内でも多くの人が関わる部分の業務改善だからこそ、解決できた時にそのインパクトは大きいです。それゆえ、関係部門の声を漏らさず聞き取り、共有し合い、話し合いながら進めていく。この地道な積み重ねが後々の成果へとつながっていくのだと思います。
意味のある取り組みをこれからも
学んだ3つを活かして、現在は毎週行われている営業会議の資料を効率的に作れるシステムを開発しています。これが実現すれば、会議資料の作成のために費やしていた時間を大幅に削減することができます。他にもいくつか並行して案件を進行していますが、これらは様々な部署で横展開できる可能性があり、実現したときの成果も大きいのではないかと思います。来年もTOMAX AWARDSに応募できるような「意味のある取り組み」をしていきたいですね。
好奇心をもとに。働く仲間を楽にしたい
今後の目標
AIの発達など、テクノロジーの進化は目を見張るものがあり、自動化・効率化できる部分はどんどん増えています。最新の情報を常にキャッチアップできるよう、セミナーなどに参加して、積極的に学んでいきたいと思っています。これまでもわからないことがあれば自分で調べ、学び、それを糧にやってきましたが、新しいことにワクワクする好奇心はずっと持っていたいですね。
会社の利益って、営業が仕事を取ってきて、売り上げになる。雨の日も、つらい時も、いろいろなことを乗り越えて頑張った末にあるものですよね。私たちの仕事はいわば縁の下の力持ちなのですが、その利益をいかに無駄にせず、最大化できるかということだと思っています。社内から寄せられる様々な要望に対し、自分の発想の引き出しが多ければ多いほど、できることが多くなるはず。そのためにも常にアンテナを張りながら、自分も会社の利益に貢献する一員として社内で働く多くの人を楽にしていくことが、私のモチベーションの源であり、仕事をする目的です。
取材を終えて|広報部より
今回はTOMAX AWARDSに連続出場している大橋さんにお話をお聞きしました。社内から届く様々な業務改善への要望に対し、あらゆる角度から声を拾い、理想を形にしていく大橋さん。働く仲間が少しでも楽になるように…という思いのもと、複雑な課題にも積極的に調べ解決していく姿勢が素晴らしいと感じました。来年に向けて、大橋さんがどのような業務改善を行っていくのか、今から注目しています。
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Recruit 募集要項|東京貿易グループ / TOKYO BOEKI GROUP (tokyo-boeki.co.jp)
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